女性医師支援

女性医師支援

 近年の女子医学生の増加に伴い、女性医師数は増加しております。当医会でも過去5年間の医会入会者のうち女性は約半数を占め、医会全体でも約4人に1人が女性となり、女性医師の活躍が期待される環境となってきました。しかしながら、多くの科では、女性医師は出産や子育てを契機に、臨床現場から離れざるを得ない状況となってしまうことがありますが、当科では女性医師が出産や子育てをしながら、仕事も両立できるような環境づくりとキャリア形成に努めています。

 具体的には、妊娠期間中の体調に配慮した勤務体制、さらに、体調が思わしくない場合には、公的な産休前でも休養がとれるようにしています。出産後は勤務時間の軽減や時間外勤務・当直・オンコール免除などにより、仕事と子育てが両立できるように短時間勤務制度や女性医師支援プログラムを積極的に取り入れています。それにより他の医師に勤務のしわ寄せが行かないよう配慮し、組織全体としてのワーク・ライフバランスには十分配慮し、皆が気持ちよく働けるよう環境を整えています。

 現在、群馬大学医学部附属病院で4名、関連病院施設で4名の女性医師がこの女性医師支援プログラムを利用し、臨床現場、研究現場で活躍しています。子育てが一段落し、時間に余裕ができた場合には、非常勤医師から再び常勤医師としてフレキシブルに勤務することも可能であり、実際、臨床現場で大いに活躍しているママ麻酔科医もいます。また、研究現場においても女性医師の大学院進学も増えてきました。

 それぞれの女性医師の希望を尊重し、個々の事情にあわせたフレキシブルな働き方や育児と仕事の両立のための環境づくりを、今後もさらに整備していく予定です。女性医師がモチベーションを高く持ち、大いに社会貢献していくことを期待しています。

群馬大学医学部附属病院 女性医師支援プログラム

群馬大学医学部附属病院 女性医師等教育・支援部門

群馬大学男女共同参画推進室

 

出産・子育ての為のサポート環境が整っています

 平成23年8月に第一子を出産しました。妊娠が分かったのは研修医2年目の平成22年12月でした。その時すでに麻酔科入局を決めていましたが、妊娠初期はつわりもひどく、4月に入局して働けるのかどうか正直とても不安でした。しかし麻酔科の先生方のサポートのお陰で産休に入るまで一度も体調を崩すことなく働くことができました。

実際の現場では担当する症例にも配慮していただきました。また体調が悪fp-support-imgくなってもすぐに相談できる上級医が近くにいるため安心して仕事をすることができました。働きながら出産・育児をする場合には職場の環境はとても重要です。麻酔科は比較的働く時間の融通が利き、当直以外の休日を自分の時間にあてられるため、育児や家事に時間をとられる女性にとって働きやすい科だと思います。

また女性医師も多く、妊娠・出産に理解やサポートを得られやすい雰囲気も魅力です。今後は育児休暇後に現場復帰したいと考えていますが、復帰後の働き方については病院の支援体制のもと日数や時間など色々な提案をしていただいているため、安心して復帰を考えられます。

麻酔科は育児と仕事を両立させながら専門性を持って長く働ける科だと思います。女性医師だけでなく、家庭をもつ男性医師にとっても魅力的な科ではないでしょうか。

村田聡美先生